私とあなた、クイズで会話

春の七草、言えますか?」
はい。せり・なずな・すずな・すずしろ・ほとけのざ……すずな・すずしろ……アレ?
「覚えてないじゃないですか。」
おかしいな。あ、分かった。「ごぎょう・はこべら」と「すずな・すずしろ」が入れ替わったんだ。ほーら、言えたでしょ。
「まあいいでしょう。それでは、秋の七草は?」
大丈夫ですよー。萩・尾花・葛・女郎花・ほとけのざ……すずな・すずしろ……アレ?
「カブとダイコンに呪われているんじゃないんですか。」
いや、思い出せるって。
「いや、こっちは無理でしょう。いいですか、萩、尾花、葛、撫子、女郎花、藤袴、桔梗ですよ。」
あー、確かに藤袴は出て来なかったな。こっちは語呂が悪いんだよね。
「文句は山上憶良に言ってください。」
食べられないものばっかりだから、親近感も劣るし。
「では、次に七福神。これはどうでしょう?」
え……?布袋・福禄寿・恵比寿・弁財天……帝釈天
「仏法守護十二天七福神に入れちゃうんですか?」
ええっと、頭の長い人が福禄寿でしょ、太ってるのが布袋と恵比寿……。
「そういう覚え方でいいんですか?」
ああっ、ダメだ。思い出せない!
「はい、正解は大黒天、恵比寿、毘沙門天、寿老人、福禄寿、布袋、弁財天でした。」
え?寿老人と福禄寿って同一神じゃないんだ。
「寿老人は頭が長くないんです。」
いいんですか、そういう覚え方で。
「二回続けて思い出せませんでしたから、次は数を減らしてみましょう。」
よしきた。なになに?
「おそ松くんの兄弟の名前。」
……え?六つ子だっけ?
「そうです。その上、既に一人は名前が出てますから、あと五人ですね。」
チョロ松っていたっけ?
「いますねえ。」
カラ松・十四松……トド松?
「いい調子じゃないですか。」
うーんと……一松!
「おおー、やればできるじゃないですか。」
あとは……森の石松・トミーと松・涅槃で松。
「ギャグに走ってどうします。」



……と、かようにして猫を出題者に、一人遊ぶ休日の午後。
趣味は妄想。今度から履歴書にも書こうかな。