2004-01-01から1年間の記事一覧

年間ベスト*(その他もろもろ篇)

ベスト猫 オールウェイズベストですが、何か? ベスト苦労話 「バイオハザード2」の宣伝で来日したミラ・ジョヴォヴィッチのインタビュー。(WOWOW、シネマボイスという5分番組) 「母はソビエト時代の大女優だったんだけど、そういうキャリアや名声、財産す…

年間ベスト10(読書篇)

今年初めて読書記録を取ってみた。一冊目は「セーラー服とエッフェル塔」。読了日は5/28。そこから12/24の「海賊岬の死体」まで、計六十四冊。なんじゃこりゃ、から、なんということでしょう、まで落胆驚嘆入り混じったリストとなった。 この中から十冊を選…

海賊岬の死体

海賊岬の死体 -モーズリー判事シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者: ジェフ・アボット,吉澤康子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/07/08メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (7件) を見る型破りなほどフレンドリー。それが、「モーズ…

魔術師(イリュージョニスト)

魔術師 (イリュージョニスト)作者: ジェフリー・ディーヴァー,池田真紀子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/10/13メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 125回この商品を含むブログ (90件) を見る 来た。ついに来た。気分的にはこれくらい来た。 ┏┓ ┏┛┗┓…

沈黙の惑星を離れて―マラカンドラ 火星編 別世界物語

沈黙の惑星を離れて―マラカンドラ 火星編 (別世界物語)作者: C.S.ルイス,Clive Staples Lewis,中村妙子出版社/メーカー: 原書房発売日: 2001/11/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る 英国ファンタジーの名作「ナルニア国物語…

日常の怪異

朝の通勤電車。 途中から乗ってきた中年男性が、私の前に立つ。 文庫本を、顔の前まで上げて読んでいる。 呼吸する時に音を立てる。 息を吐く時は、「んんー」か「ふううー」と声を出す。 息を吸う時は、「しゅううー」という音がする。 んんー、しゅううー…

電車の中で

じょしこうせい があらわれた。 じょしこうせい があらわれた。 じょしこうせい は会話をしている。 「てゆっかあんたは北京原人だよ。」 「北京原人ならいーや。人間に一番近いんでしょ?※1」 「じゃあ、クロマニヨン人。あんたは一番古いやつでいーよ。※2…

思い出せない言葉

脳の働きというのは不思議なものだ。日常生活で不意に連想するように思い浮かぶ、一見無関係な言葉。考えると実はつながっていることもあるが、どう試行錯誤しても関連が見出せないこともある。抽斗のつまみを引っ張ったら、関係ない所がすーっと出てくるよ…

最近のうらら。

その1 人間の食べ物にほとんど関心を示さぬうららだが、かつおぶしの魅力にだけは抗いがたいらしい。 これって、日本育ちの猫だけなのかな?それとも、世界共通なんだろうか? どなたか「世界一周猫はかつおぶしが好きなのか実験ツアー」をやってください。…

サッカー見ながら薪を割る

土曜日に新婚の友人A夫妻宅を訪問した。言っておくが、ごく普通の都会の一隅である。 我々の実家のある町からも、別の友人Bが来訪したのだが、A夫人のご母堂から色々と物を預かっていた。 その中に「ネギを味噌で調味して春巻きの皮で巻いたもの」があった。…

語り女たち

語り女たち作者: 北村薫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/04/15メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (55件) を見る装丁 新潮社装丁室 装画・本文イラスト 謡口早苗 幻想的な連作“超”短編集。帯の文句は「微熱をはらむその声に聴き入るう…

弁護側の証人

弁護側の証人 (ミステリ名作館)作者: 小泉喜美子出版社/メーカー: 出版芸術社発売日: 1993/11メディア: 単行本 クリック: 27回この商品を含むブログ (7件) を見る 古い。昭和三十八年の刊行である。描写される風俗も、実にしっかりと古い。 確かに新しくはな…

関西弁

TVCMで関西弁を喋っているのは、人間以外のものが多い。 食器用洗剤とか、風邪薬のカプセルとか。 宇宙人や動物のこともあったような記憶がある。 関西の人はこーゆーのどう思っているんだろう? それとも、こーゆーCMって関西弁エリアでは放映されていない…

本屋が怖い

最近余り書店に行っていなかった。 地元に良い店がない、というのが最大の原因だろうか。八百屋と魚屋とコンビニと薬局が三軒ずつ、おばちゃん向け洋品店が五軒以上(どれも似ていて区別できない)もある商店街なのに、新書店がひとつもない。少し外れた場所…

あなたは今日、何を発見しましたか?

毎日色々なものを見付ける。小さなことに気付く。そんな些細なことが嬉しい。 ナルニア国物語が映画になる C.S.ルイスの手による英国児童文学の至宝、瀬田貞二の名訳、私の幼時必携の書、「ナルニア国物語」がディズニーで実写映画化される。 http://www.ama…

ぬしさまへ

ぬしさまへ しゃばけシリーズ 2作者: 畠中恵出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/05/01メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (48件) を見る 「しゃばけ」に続く第二作目。今回は短編集である。 物語は前作と同じ設定で続いている。 主人公は…

最近気に入ったフレーズ

やれば出来るさ 出来なけりゃ 男はもう一度やりなおす 口惜しかったら泣け 泣け 泣いてもいいから前を見ろ http://www.ne.jp/asahi/hp/mastervision/filmex2004.html m@stervisionというべらぼーに幅広く面白い映画評論サイトである。上掲の一文は、ここに紹…

図書館の神様

図書館の神様作者: 瀬尾まいこ出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2003/12/18メディア: 単行本 クリック: 43回この商品を含むブログ (235件) を見る amazonで「おすすめ」されたので読んでみた、初めての本。Amazon、なぜこれを私に? 全百六十五ページ…

ミステリ十二か月

ミステリ十二か月作者: 北村薫出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (40件) を見る 小説家にして稀代の「ミステリ紹介者」北村薫による、古今東西ミステリ案内。2003年1〜12月の一年間に渡って読売新聞に週一…

SAW(ソウ)

SAW ソウ DTSエディション [DVD]出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日: 2005/03/11メディア: DVD購入: 1人 クリック: 61回この商品を含むブログ (724件) を見る 男が目覚めると、そこは閉ざされた部屋。足が鎖でつながれて、身動きが取れない。部…

かぜひき

11/20、土曜日 シュレック2ASIN:B0001M0A8Oに、突然喉がいがらっぽくなる。ポップコーンが変な所に挟まったかな?と思い、うがいをするも違和感が残る。 11/21、日曜日 喉が痛く、鼻水が垂れ、全体にだるい。風邪確定不変。 しかし、薬もないし、食料もない…

ヒゲナガネコ

今日の一枚

シービスケット〜あるアメリカ競走馬の伝説

シービスケット―あるアメリカ競走馬の伝説作者: ローラヒレンブランド,Laura Hillenbrand,奥田祐士出版社/メーカー: ソニーマガジンズ発売日: 2003/07メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (24件) を見る 私は競馬に興味がない。 賭けたこと…

しゃばけ

しゃばけ作者: 畠中恵出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/12メディア: 単行本 クリック: 27回この商品を含むブログ (92件) を見る 表紙の可愛らしさに惹かれて手に取った。どんなもんでしょうね、と思いつつ。 最初は、この設定は「百鬼夜行抄」か?などと…

ザッツ・エンタテインメント コレクターズ・ボックス 〈5枚組〉

ワーナー・ホーム・ビデオ ザッツ・エンタテインメント コレクターズ・ボックス 〈5枚組〉 [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2004/11/19メディア: DVD クリック: 8回この商品を含むブログ (9件) を見る MGM黄金期のミュージカル、コメ…

来た!見た!読んだ!(最近見たDVD、読んだ本)

まずは、11/19発売になった待望の作品から。

高校生が選ぶ「大学に入ったら 読みたい本100選」

私は、長い間「人間とは本を読む葦である」と思い込んでいた。 幼児の頃は寝る前に本を読んでもらい、家族で図書館に行き、姉妹と本を交換した。友人たちとは、シリーズものの登場人物について語り合った(私はヤン派、友人はラインハルト派だった)。そうい…

荻島眞一氏死去

http://www.wonderpro.co.jp/profile/ogishima.htm 「ブルームーン探偵社」で、ブルース・ウィリス演じるデイビッド・アディソン役の吹替をされた方である。 今回初めてお顔を拝見した。 デイビッドの声がとても大好きでした。 謹んでお悔やみ申し上げます。

四日間の奇跡

四日間の奇蹟 (宝島社文庫)作者: 浅倉卓弥出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2004/01/01メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 967回この商品を含むブログ (284件) を見る けなしたくて本を読むことはない。評価に値しなければ、読み止しでやめてしまう。読了した…

博士の愛した数式

博士の愛した数式作者: 小川洋子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/08/28メディア: 単行本購入: 20人 クリック: 1,593回この商品を含むブログ (723件) を見る 最初に申し上げるが、本書は今年私が読んだ本の中で、間違いなくTop5に入る秀作である。出会え…