火曜日には殺人を

今回のCSI:Miami(WOWWOW)は、「マイアミ-NY合同捜査」だった。
ラスヴェガスに始まった科学捜査班のシリーズも、マイアミに続いてスピンアウト第二段の前振りというわけだ。
どんなもんかな?と思っていたのだが、なかなかいーじゃないですか。


CSIのシリーズは、撮影における光学的演出も興味深い。
初代ヴェガスは夜の青、二代目マイアミは昼間の黄色っぽいフィルターを用いた「地域性」を感じさせる演出だった。当然「NYは何色?」という関心があったのだが、答は……緑だった。いいじゃないですか。ゴシックとモダンと手抜き建築が混ざったNYに合っている。
(後日、ベガス→緑、マイアミ→オレンジ、NY→青という意見を見る。私は色に弱いので、こっちの方が正しいかも。CSI:LasVegas=富士写真フイルムCSI:Miami=イーストマン・コダックCSI:NewYork=コニカミノルタとかいう分類をしている人もいて面白い。)


今度の主任はゲイリー・シニーズ。シブイね。歴代の主任とは違い、妻帯者のようだ(指輪をしていた)。
そして、エミー賞授賞式で見た「背の高いサラ・ジェシカ・パーカー」ことメリナ・カナカレデス(発音は?)も出ていた。

似てるよねえ(ちなみに左がサラです)。

さて、日本ではいつ放送されるのか?楽しみに待とう。


さて、今日のお楽しみは続いて10時からの「名探偵モンク」。
いやー、楽しみにしていた番組が始まる春!幸せです。
これからは毎週火曜が楽しみだ。21:00〜CSI:4(WOWOW)、22:00〜モンク(BS2)。火曜日には殺人を。捜査を。そして、胸のすくような解決を。



エイドリアン・モンク(トニー・シャルーブ/中央)はサンフランシスコ在住の名探偵。新聞を一通り読んだだけで、近所のひき逃げ事故の真相から、フランスの殺人事件の犯人までピタリと当てる。
しかし、彼は強度の不安神経症でもある。殺菌ウェットティッシュがなければ親しい相手とすら握手もできず、物が曲がって置かれているのが気になって何も手につかず、ランプシェードを見るとつつかずにはいられない。
愛妻トルーディが謎の爆死を遂げて後は、その異常性に拍車がかかり、勤務していた市警察を解雇されてしまった。しかし、元上司のストットルマイヤー警部(テッド・レビン/左)のとりなしで、特別顧問の探偵として働き、糊口を凌いでいる。
シングルマザーにして看護士のシャローナ(ビティ・シュラム/右)を助手にしているつもりだが、実はいつも面倒を見てもらっており、彼女なしではいかんともしがたい状態である。
さて、今日も変人モンクの名推理を堪能しよう……久し振りに!


ということで、いやあ楽しかった。緻密な科学捜査と人間ドラマのCSIから一転、大笑いしながら強引な推理だって楽しめてしまう。モンクlove。実際に近くにいたら、シャローナじゃなくてもイライラするだろうけど。
なんでこんなに面白いのにDVDにならないんだろう?
仕方がないから、サントラを聞いてガマンしています。音楽もステキ。

MONK

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