ベランダに置いた花を狙う猫




仕方がないので、扉の閉まる洗面所に花を飾った。うーん、流しがゴージャス。
トイレの方が出入りが少なくて安全だが、それでは余りにも悲しすぎる。
未練がましい猫は、扉の向こうで暴れている。ニャーニャー(「花だー花をよこせー」「シュプレヒコール!」)と鳴き、「シャッシャッシャッシャ……」と肉球で扉を擦ってアピールする。何でそんなに花に熱狂するんだ。これはマタタビのブーケじゃないんだぞ。
花食獣の被害を調査すると、食べているのはトルコキキョウの花弁だけだった。

そうか……私と同じ花が好きなのか。でも、さすがに私は食べちゃいたいほど好きじゃないけどね。
トルコキキョウ 猫 花を食べる」で検索すると、やはりこの花を飼い猫に食べられた人の話があった。猫の好みに合った味らしいが……猫の好みって、理解できん。


タイトルはこの本から。

はなのすきなうし (岩波の子どもの本 (11))

はなのすきなうし (岩波の子どもの本 (11))

うららよ、お前の名前は今日から「フェルディナンド」じゃ。