夏ばてしてます

取り立てて冬に強いわけでもないが、夏にはとにかく弱い。暑いのにも弱い上に、エアコンの涼しさにも弱い。今ならスライムにも負けるくらい弱い。
今週、ふと気付くと首が痛かった。寝方が悪かったかなあ、と思っていたのだが、かがんだりしゃがんだりするとその痛みが後頭部に響くように伝わってきた。その痛みは徐々に拡大・鋭敏化し、果ては下を向いたり俯いたりしただけで耳の後ろ辺りまでがキリキリと痛むようになった。仕事中に「痛いよー」と嘆いていたら（30女が「うおお」と呻きたくなるような痛さなのである）、何か大変な病気だとマズイ、と上司が病院に行くようにと言った。幸い、勤務先の近くに「頭痛外来」を擁する病院があり、そこで診察を受けた。
問診の後に、CTスキャンを撮ったが、出血などは認められず、とりあえずクモ膜下出血とかの重症じゃないということは分かった。あと重症事例で考えられるのは、出血がCTでは認められないような血管の剥離などがあるということだったが、総合的に考えると「神経痛」が最も当てはまるとのこと。
「神経痛……ですか？」
「そう。ここにね（と、両手を広げて後頭部に当てる）こんな形に『後頭神経』っていうのが走っててね、首筋に何らかの問題が生じた時に、それが痛むのね。」
「問題というと？」
「冷えたり、凝ったり、あとは風邪とかのウィルスが悪さすることもあるし、ストレスなんかも一因になり得ますね。だから、首筋をあっためたり、肩のストレッチをしたりすると、多少は良くなると思いますよ。」
ということで、根本的な治療はしようがなく、対症療法のみとなるらしい。ロキソニン（鎮痛剤）とムコスタ（ロキソニンから胃粘膜を保護する）、レキシン（三叉神経痛を緩和する）を処方された。レキシンの副作用で眠くて眠くてたまらないが、少なくとも薬が効いている内は痛みがなくなった。
肩をグルグル回しつつ、仕事中はショールでも掛けてしのごうかと思う。あとはストレスがいけないってことなので、ストレスを溜めないように好き勝手に過ごそうっと。とは言っても、いつでも私以上に好き勝手している1歳児がいる以上、それに勝つのは無理なんだけどね……。