みんなのバレエ・ストレッチ

ということで、バレエ入門したかん子さんだが、家で何をしたらいいのか分からない。いっちにー、さんしーと柔軟体操をしていても、すぐに飽きてしまう。しかし、鬼軍曹先生は「週一回教室に来たら、うまくなれると思うな。家でも練習するのだ」と言っていた。もっともである。
そこで、いつでも何でも本に頼る私は、さっそく検討した結果、2冊の実用書を購入した。


みんなのバレエ・ストレッチみんなのバレエ・ストレッチ
小野 恵理 川瀬 美和

新書館  2009-03
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まずは、全編イラストで解説される「みんなのバレエ・ストレッチ」。47ページと薄く、20×25センチと大きめなので、床に開いて置き、それを見ながら運動できるのが便利。
イラストだと分かりにくいかもしれない、と不安だったのだが、杞憂であった。明快かつ丁寧な説明で、読み上げながら体を動かすと、すんなり理解できる。(体は付いていかないが、やりたいことは分かる。)それぞれのストレッチが、どこの筋肉を伸ばすためのものなのかが書いてあり、そこを意識して行うことで、できないなりにじわじわと体が柔らかくなっていく実感がある。
特に指導方法に感嘆したのが、脚を前後にぺたーんと開く「スプリッツ」の訓練法である。立ち上がり、体重を垂直にかけつつ、左右の脚を前後にじわじわ滑らせて開いていっても、そんなには広がらない。本書の方法は、両膝立ち→右脚を一歩前に→前傾し、両手で体を支えて、右脚を前に滑らせる(左ひざはついたまま)→左脚の腿の前を伸ばすようにしながら、後方に滑らせていく……というものだ。かん子さんはこれを6日間続けた結果、まだまだぺたーんではないが、かなり脚が開くようになった。やはり、できるようになると嬉しいようだ。
こども向けだが、初心者なら大人でも充分いい運動になる。てゆーか、私も付き合ってやっているが、全然できない。頑張りすぎたら、腰が痛くなった。無理は禁物である。