4歳児向けクリスマスプレゼント〜映画DVD・Blu-ray編

アニメーション映画

両方ともいわずと知れた名作で、大人が見ても、火星人が見ても、ハンガリー人が見ても、満足できる。しかし、4歳児には少々早い。カールじいさんの悲しみや喜び、ティアナの焦りや怒り、蛍のレイの狂気を理解するのは難しい。はずなのだが、この二本はえらく集中して見ていた。
もし、子供が興味を持たずとも、大人が自分の楽しみのために買ってもいいクオリティだから、問題ない。実際、私は自分の好みで買った。


あれこれ語ろうとすると、感情が先走ってジェスチャーになってしまう、思い入れの深い作品。画像、音楽、構成、演出、全てがすばらしい。

カールじいさんの空飛ぶ家/ブルーレイ(本編DVD付) [Blu-ray]カールじいさんの空飛ぶ家/ブルーレイ(本編DVD付) [Blu-ray]

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社  2010-04-21
売り上げランキング : 741

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


アカデミー歌曲賞ノミネートの「Almost there」(夢までもう少し)「Down in New Orleans」(それがニューオーリンズ)がすばらしい。日本語吹き替えの歌も良い。個人的には、ダンサブルなメロディーと内省的歌詞が魅力的な「Dig a Little Deeper 」(もう一度考えて)が一番好きだ。

プリンセスと魔法のキス ブルーレイ(本編DVD付) [Blu-ray]プリンセスと魔法のキス ブルーレイ(本編DVD付) [Blu-ray]

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社  2010-07-14
売り上げランキング : 2661

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

古い映画

これも私の好みで購入して見ていたら、かん子さんがハマってしまった一本。極彩色のオズの国が興味深いようだ。「カンザス」「たつまき」「かかし」などの、未知の存在の名前も覚えた。「たつまきが来たら、地下室に避難」もバッチリだ。覚えてどーするんだ、というものではあるが。

オズの魔法使 [Blu-ray]オズの魔法使 [Blu-ray]

ワーナー・ホーム・ビデオ  2010-07-14
売り上げランキング : 5229

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

生物ドキュメンタリー

  • アース

動物ドキュメンタリーが好きなかん子さんのために購入。

アース [Blu-ray]アース [Blu-ray]

ギャガ・コミュニケーションズ  2008-06-27
売り上げランキング : 3019

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
渡辺謙の吹き替えナレーションが、低音で聞き取りにくいかと不安だったが、本人には(用語が分からないのはともかく)問題なかったようだ。
様々な動物の姿に興奮する姿が見られて、親としても嬉しかった。与えて放置するたぐいの作品ではなく、共に視聴して会話を交わしながら観るのをオススメする。
肉食動物が草食動物を狩るシーンや、捕食者が狩りに失敗して餓死の運命に陥る場面があるので、残酷描写に敏感な方は、事前チェックが必要だろう。私は無神経なので、そのまますぐに観た。


かん子さんがなんとか「アース」を観られたのは、「ダーウィンが来た!」*1を毎週観て、この手の映像作品の「作法」をそれなりに会得していたからかもしれない。


NHKダーウィンが来た!」サイト
http://www.nhk.or.jp/darwin/


今年、朝日新聞出版で、「ダーウィンが来た!生きもの新伝説DVDブック」という定期購読企画が始まった。月二回(10日・25日)のペースで、フルカラーのブックレットと、過去に放映された番組二本が入ったDVDが送られてくるという。悩んだ。月に二つずつモノが増える。「ダーウィンが来た!」は毎週観ている。わざわざ買わなくてもいいんじゃない?
でも、申し込んだ。買っちゃった。親バカなんだよ……。*2
だけどね、これはアタリでしたよ。元々番組の質が高いのは承知していたが、それ以上に「繰り返し観る」というのが、本人には良いようだ。「DVDみていいですか?」と確認して、「なんにしよーかなー、今日は、ミーアキャット!」などと選ぶ様子も楽しそうだ。
南極にいるペンギンの行動を覚えても、ライオンの狩りの仕方を知っても、ノウサギの毛色が冬に変わるという知識を得ても、実生活には何ら寄与しない。しかし、そういう無駄な知識が、彼女の内的世界を豊かで広大なものにしてくれると信じている。大げさではあるが、テレビ番組をほとんど見ない*3我が家で、私が映像作品を選ぶ際に考えているのは、そういうことである。

*1:毎週日曜夜7時半放送・子供向け生物ドキュメンタリー

*2:注意:専用ケースは買う必要なし。華やかですてきなパッケージを開けて、実物のあまりのつまらなさにガッカリした。

*3:エラそーなことを言って、見ているのは「ビフォーアフター」と「アド街」、WOWOWの「コールドケース」、「CSI」、「CSI:Miami」である。かん子さんの最近のお気に入りは、WOWOWが付けている「Miami」のコピー「マイアミの太陽より熱い男、ホレイショ・ケイン」。「まいまみの太陽が熱いの見ようよー」と言う。タイトルより長いぞ。