うらねこの一年2006

nekonomimi2006-12-30

うららは今年で4歳になった。相変わらず世界一で、しかも進歩し続けている。


私はうららさんを尊敬している。
好奇心に満ちたかん子さんが、鼻先数ミリで手を振り回しても、うららは飛んで逃げたりしない。しっぽを握られても、怒って爪を立てたりしない。ただ、脅威が過ぎた後にゆっくり立ち去ったり、気付いた私がかん子さんを引き離すまで泰然自若としている。かん子さんが昼寝しているそばで眠ったり、遊んでいる近くでその様子を見ていたりする。そうそうできることではあるまい。だって、うららは猫なのだ。
うららがかん子をどう思っているのか、それは分からない。でも、赤の他人なだけでなく、赤の他種である彼女に、何らかの愛情を抱いているようには思える。妹のように?友人のように?それとも、自分の娘のように?


私はうららさんに感謝している。
うららは今回で引越を四度経験したことになる。今までは嫌がって車の中でウンチしちゃったりしていたのだが、今回は(人間の方でも色々策を練ったことも功を奏し)何のトラブルもなく移動を済ませた。そして、家に馴染むのも早かった。引越に慣れたのかもしれないが、私にはうららががんばってくれているように思えるのだ。
努力の裏返しなのか、最近のうららはとても甘えん坊だ。人間の近くにいたがり、夜は私の布団で寝る。すりよって、撫でられるのを喜ぶ。お客さん大歓迎。無愛想がトレードマークだったかつてのうららを知る友人が、大人しく抱っこされて甘える彼女に驚いていた。
甘えてくれるのは嬉しいが、寂しい思いをさせているせいなのかもしれない。もっと可愛がって、幸せ気分にしてやりたいものである。


うらら、今年も一年ありがとう。
来年もどうぞよろしく。
姉ちゃんは、うららの恩に報いるようにがんばるからね。