さらばウィルコム

nekonomimi2007-03-18

携帯電話を持ったことがない。でも、ずっとPHSを使ってきた。現在のウィルコムが、DDIポケットだった時からのお付き合いだから、9年程度か。不便は色々あったし、初期の頃と比べて昨今は料金面でのメリットも少ないが、愛着があってケイタイに切り替えるつもりはなかった。
今年までは。
去年の12月に、デザインに惚れ込んで機種変更をした。真っ白で、四角くて、薄くてシンプル。なんてステキなのかしら♪と悦に入っていたのだが、蜜月は短かった。
まず、通話音がやたらに小さい。最大にしても中々聞こえない。さらに、圏外表示も出ないのに、着信がことごとく留守番電話に回される。たまにまともに着信しても、ブチブチブチブチ音声が途切れてしまう。しまいには、通話中に勝手に切れる。電話として許されざる状況である。電池パックを出し入れしたり、リセットボタンを押したりしたが、改善は見られない。
そうこうする内に、今度は充電器にセットしても5回に1回程度の確率でしか充電できなくなってしまった。毎回必ずできないんじゃないところが、また憎らしい。USB経由では必ず充電できるが、いちいちパソコンを起動して充電するあほらしさと言ったらない。
こんな状況で困っています、とウィルコムのサポートに電話したところ(その電話中にも音声がぶちぶち切れていた)、修理してみましょうということになった。近くの窓口に持参し、数日後に引き取りに行くと、こんなことを言われた。
「メーカーの方では、お客様が挙げられていた異常を確認できなかったということなんです。」
「そんな訳ないでしょう!だって、ここに電話した時だって明らかにおかしかったじゃないですか。」
「ええ……でも、確認できない以上、修理のしようがないということでして……電池パックは新しいものに変えてありますので」
やったー、おニューの電池パックゲットだぜ〜って、喜べませんよ。でも、本当に異常はないのかも、一時の気の迷いだったのかも、と期待しつつ再度充電器に電話をセットしてみた。やっぱり充電はされなかった。がっかりした。


好きだった。これからもずっと一緒にいたかった。でも、私の言うことを信じてくれない上に、改善の約束も口だけだった。悪いとこなんてないよ、という端から「それはダメだよ」ということを平気でしていた。やるべき仕事をこなさず、勝手な処理をしてばかりいた。こんな男……もとい、電話機とはもうやっていけないよ。
バイバイ、ウィルコム。元気でね。覚えやすい番号だから、これからは他の人に可愛がってもらうんだよ。


そして、本日初めての携帯電話を購入。ファミリー割引を当てにして、ドコモを選択。
ストレートタイプが大好きな私は、preminiⅡ(茶色)かSO902i(赤)にしようと思っていたのだが、前者は高価で、後者は在庫切れだったため、結局SO902iwp+(白+オレンジ)にした。本体価格\0だし、ウォータープルーフだと言うし、まあデザインには目をつぶるか。
それにしても、使い方がさっぱり分からん!しかも、ドコモショップでメモリーコピーを頼んだら、ウィルコムはできませんと言われてしまった。手作業でちまちまと入力する春の夜なのだった。ああ、肩凝るわ。