図書館戦争
【商品の説明・出版社 / 著者からの内容紹介】
───公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる法律として『メディア良化法』が成立・施行された現代。
超法規的検閲に対抗するため、立てよ図書館!狩られる本を、明日を守れ!
敵は合法国家機関。
相手にとって不足なし。
正義の味方、図書館を駆ける!笠原郁、熱血バカ。
堂上篤、怒れるチビ。
小牧幹久、笑う正論。
手塚光、頑な少年。
柴崎麻子、情報屋。
玄田竜介、喧嘩屋中年。この六名が戦う『図書館戦争』、近日開戦!
- 図書館の自由に関する宣言を下敷きに書かれた、軽快痛快娯楽司書活劇。極シンプルに面白く、楽しみながら二日で読了。
- 「空の中」の未確認飛行物体、「海の底」の巨大人食いザリガニで私を散々面白がらせてくれた作者による、「初めの普通のお話」(あとがき)。まあ、例によって全然普通じゃないけどね。
- 無鉄砲でまっすぐな主人公、それを見守る硬軟二人組み、友情とライバルと淡い恋。そして六十四式小銃と、検閲と焚書と、図書分類法。こういうものに興味がある方は、まず読んで楽しめぬことはないだろう。
- でも、血中ラノベ度がゼロの方には、文章の癖や登場人物の「マンガっぽさ」が合わないかもしれない。私は気にならないので、自分で思うよりはラノベ率が高いのかもしれない。
- 堂上篤二等図書正のキャラクタにベタぼれ。あああー、超好みだああああ。(低レベルな読者。)