帝王

よく喋る死体 ★★★★☆ オチまで主人公が分からない構成が見事。
アイルランドに蛇はいない ★★★★☆ 「新エドガー賞」収録作品。復讐劇の行き着く先のアイデアが秀逸。タイトルも見事。
厄日 ★★★☆☆ 良くできてはいるが、オチが読めてしまい、ちょっと興醒め。
免責特権 ★★★☆☆ なるほどねーという感じではあるが、あんまりスッキリできない。
完全なる死 ★★★☆☆ オチが読めてしまったのと、割を食う登場人物の描写が余りにステレオタイプでいまひとつ。
悪魔の囁き ★★★☆☆ 同上。
ダブリンの銃声 ★★★☆☆ 内容はともかく(巧いけれどちょっと救いがない話で好きではない)、言葉の通じない国でラテン語の成句で話を成立させるエピソードに魅了された。(車の故障を伝えるのに、「我が戦車は壊れたり」と言う。)
帝王 ★★★☆☆ 中年の危機ものにありがちな、徹底的に敵である妻の描写があまりに一方的で食傷。