本を読む兄、読まぬ兄


内容紹介
人気読書マンガエッセイ「吉野朔実劇場」第5弾。カラー4ページに、平山夢明さんとの取り下ろし対談も収録。

★★★☆☆
相変わらずマジメに本を読み、それを人に読ませるエッセイにできる吉野さんに頭が下がる一冊。今回は、犬(前作から飼い出したコーギー犬)だけではなく、猫も登場する。
余談だが、これを読んで思い出したことがあり、両親宅を訪れて聞いた。
「ねーねー『わたしのおふねマギーB』って家にあったよね?」
「あるんじゃない?持ってく?」
「うん」
「じゃあ……ごそごそ……これ全部持って行って」
そして現れる段ボール箱3つ。中身は、私たち姉妹が読んでいた「こどものとも」や「かがくのとも」、うさこちゃんやバーバちゃんやぶたぶたくんでぎっしり。かんこさんの蔵書が一気に増えた。どれも30年物の古書。なつかしすぎて親の方が読みふけってしまう。これについてはまた別に記す。
ちなみに、「本を読む兄」で取り上げられていた「マギーB」もちゃんと残っており、その料理描写に改めて垂涎した。なお、この絵本は現在絶版で、amazonの古書では¥4,500!で売られている。

photo
わたしのおふねマギーB
アイリーン ハース Irene Haas うちだ りさこ
福音館書店 1976-07

by G-Tools , 2008/02/18