最近作ったもの

nekonomimi2008-05-22

静かなミシンのおかげで、早朝にひっそりと初心者自習を続けている。まずは、最初に練習用に買った布で、かん子さんの吊りスカートを作った。(「四角い布で子供服」の、一番簡単なジャンパースカート。)


初ボタンホール。スバラシイことに、ミシンに「ボタンホール縫い機能」が付いている。アタッチメントに使用するボタンをセットして動かすと、そのボタンにぴったりサイズのボタンホール縫い(ボタン孔周囲のほつれ止め)をしてくださるのだ。ありがたや、ありがたや。


次に、その布の余りを接ぎ合わせて、自分のキャミソールを作った。こちらは、大人用ワンピースの型紙をあれこれ改造して作成。





初バイアステープでくるみ仕上げ。初ファスナー付け。初ギャザー作り。要は、こういうものを練習するために作ったものである。デザイン的には、もっとヘロヘロの生地の方が向いているのだろうが、まずはしっかりした布を叩き台とした。何せ、本来はバッグとかに使うような布なのだ。扱いやすいことこの上なかった。


今週できあがったのが、こちら。





初タックギャザー……なんだけど、微妙に長さが合わず、テキトーに合わせた部分が大きい。そして、初裏地でもあるんだけど、最後の最後に裏返しに縫い合わせてしまった……アホだ。裏返しと言っても、裏スカート部分を外側に付けた訳じゃなくて、中側に縫い目が見えるようになっちゃったというだけなのだが、ぜーんぶ縫い終わってから気付き、自分が情けなくなった。なんちゅー粗忽な人間だ。
これは、本や型紙などを参照せずに作った。自分のサイズを測って、手持ちの服の大きさなどを参考に作成。ゴムテープを胸の上下に入れて、上部をフィット、ハイウェストの下部はふわっとした仕上がり……になる予定だった。思い通りには行かないもので、期待したよりもモサっとしたデザインになった。なんつーか、マタニティウェアである。今こういうの流行ってるから、いっか。
これを作り始めた時、頭で設計を考えるのがとても楽しかった。あーしてこーしてと思い描き、実際にやってみると上手くいかずに方針転換、試行錯誤しながら進めた。よし、こうだ!と縫い始めて「これじゃゴム通し口がないじゃん!」と気づいてやり直し、みたいなことの繰り返しだった。それもまた、実に楽しかった。
私もそうだったのだが、家庭科アレルギーの人は、ミシンを買っても楽しめないと思っていることが多いのではなかろうか。しかし、苦手分野である以上、開き直ってヘタクソで当然、と気楽になれるのだ。縫い目がガタガタでも、誰の迷惑にもならないし、先生にダメ出しされることもない。思い通りにならなくても、やればやっただけ練習になるし、コツも掴める。材料費はかかるけど、練習用と割り切れば、¥300台/mで買える布はいくらでも見つかる。そして、1メートルあれば、子供用ならワンピースだって作れるのだ。
ということで、ミシンソーイング楽しい説。次は、かん子さんの半袖スモックをまとめて作る予定。同じデザインをいくつも作る、というのも練習になりそうで今からワクワクする我ながらちょっと変な私である。