かん子さん7ヶ月(あるいは 「うわわー」)

nekonomimi2006-09-22



21日でかん子さんは7ヶ月児になった。
ここ数週間の成長にはめざましいものがある。床に座らせると重たい頭を持て余し、後ろにぐらっと倒れるか、前にばたっと倒れるかという状態だったのが、がっちり腰が据わって自力で座れるようになった。
喃語(なんご)を発する量が増え、機嫌のいい時には盛んに「わうわうあー」「あわっぷー」などと言っている。何が言いたいのかはさっぱり分からない。分からないが、さも理解しているような振りをして「そうか、れれっぷなのか。それはタイヘンだね」とか、「うんうん、えうあーな時もあるよね」などと話を合わせている。


さて、そんなかん子さんは、うららの姿を見ると、ぱあっと花が咲いたように笑う。両手をバタバタと振り、喜びと興奮の舞を踊る。そして、そんな動作の中で時々叫ぶのである。
「うわわー」
「うわわー」……「うらら」に似ている。しかし、7ヶ月児が対象と名称を繋ぎ合わせた上に、それを発声するなんてことはあり得ないのである。三ヶ月の時に「ははうえさまー」と言ったような気がするが、これは私の気の迷いだろうし、五ヶ月の時には「うなぎー」と言ったような気もするが、これは土用が近かったせいだろう。
そう思って観察を続けたら、また猫を見ながら赤ん坊が叫んだ。「うわわー」。うーん、これは……偶然だな、偶然。「天上天下唯我独尊」とか言い出したら、ちょっと念入りに耳掃除をすることにしよう。
猫自身は、かん子さんに淡い友情と、強い好奇心と、ちょっとしたライバル心と、かなりな用心をもって接しているようだ。仲良くなれることを願う。


さて、こちらは気のせいではなく、三本目の歯が生えた。偶然にも、21日の朝に気づいた。しかし、生えている箇所がどーもおかしい。既に生えていた下の二本の歯(乳中切歯)の左側に一本だけ頭が出ているのである(乳側切歯)。
一般的に、乳歯の生える順番は、下の前歯中央(乳中切歯)→上の前歯中央(乳中切歯)→上下の中央の横の歯(乳側切歯)……(後略)である。かん子さんは、上の切歯が生える前に、下の側切歯が一本だけ生えてしまっているということになる。大丈夫なんだろうか?
と思って調べると、乳歯の生える順番には、大きく個人差があるのだそうだ。「そんなことは気にしなくていいから、虫歯に注意しなさい」みたいなアドバイスがあった。もっともである。


自立したお座り(?)ができるようになったので、離乳食を始めることにした。(そう、まーだ始めていなかったのである。)食事用の椅子を注文した。到着したら、いよいよかん子さんもゴハンを食べることになる。さて、どうなることやら。