保育園

nekonomimi2006-11-27



12月から私は仕事に復帰する。転入後すぐに認可保育園の入園申請をしたが、予想通り空きはなかった。そこで、民間の保育施設を探すことにした。
横浜市は、待機児童数を減らすために、保育料・保育環境・保育時間等に一定の基準を設け、それらの基準を満たす民間の施設を「保育室」として認定、助成するというシステムを採用している。完全に民間の施設よりは、信用も置けるだろうし、料金も若干安い。次善の策として、なんとしてでもここに入り込みたいところだが、利用状況を見るとのきなみ満員である。
しかし、最寄の施設に問い合わせの上見学してみると、12月からなんとか入れると言うではないか!良かったー、聞いてみるものだ。
そんな訳で、11月中に「慣らし」として3日間(朝〜午前中のみ2日・朝〜3時まで1日)預かってもらうことになった。かん子さんが慣れるため、だけではない。保育園側が彼女の生活パターンを把握するためでもある。


初日。
預けた後、私はせっかく自由に使える時間なのにそわそわと落ち着かずに過ごした。
迎えに行くと、保育士さんに抱っこされており、私を見るとにっこり笑った。
様子を聞くと、最初は泣いていたが、抱いていると落ち着き、昼食(離乳食)を与えると喜んでパクパク食べたそうだ。「スプーンを出すと、『あーん』って口開けましたよ」と言われたが……それって普通じゃないんですか?特にこの人がゴハン好きってことですか?
夜は早目にぐっすり眠り、翌朝は中々目を覚まさなかった。やはり彼女なりに疲れたのだろう。


二日目。
あれやって、これやってとバタバタする内に、あっという間に昼になる。
迎えに行くと、ちょうど昼食中。私の顔を見たら、興奮して食べなくなってしまった。中に入れてもらい、ゴハンを食べさせる。給食は美味しそうだし、バリエーションも豊富なようだし、何だか安心した。
それにしても、子供がたくさんいると、すごい騒音。自分の声も聞き取りにくいほどである。
前日よりも機嫌よく過ごし、おもちゃで遊んだり、つかまり立ちでゆらゆらしていたとのこと。


三日目。
銀行に行ったり、買物をしたり、離乳食の作り置きをしたりする内に、ええーっもう2時半!と、慌てて迎えに行く。
この日も楽しそうに過ごす時間が長く、ゴハンにいたっては「おかわり」までしたらしい。
神経質な子だと、母親から引き離されて泣いて過ごすと聞くけれど、この人はゴハンと抱っこさえあればどこでもくつろげるようだ。親としては気が楽である。もう人見知りの時期も過ぎたようだ。


保育園に預けることに、もっと罪悪感を覚えるかと思っていたのだが、そうでもなかった。むしろ、年上の子供たちに構ってもらったりして、楽しそうにするかん子さんを見て、こうして良かったと安心した。