突発性発疹

金曜日、かん子さんが39.6度の熱を出した。
土日も下がらず、昼も夜も不機嫌に唸り続け、眠りは浅く、極め付きは食欲不振。同じような熱を出しても、通常通りパクパクゴクゴクだった今までとは何かが違う。特に、水分を摂取しようとしないのが心配で、あれこれと品を変えて試したが、どれにも「イヤイヤ」とやけにはっきり首を振る。
それでも月曜日にようやく落ち着いたので、火曜日に保育園に復帰させた。が、勤務先に着いた途端に「38.5度出ました」と保育園からお迎え要請が入った。制服に着替える間もなくさようなら。三月決算で同僚が目を三角にして頑張っているところを、そそくさと抜けねばならない心苦しさと言ったらない。
しかし、その後は熱が上がることもなく、長い昼寝の後、夕食は以前の勢いを取り戻すようにしっかりと食べた。さすがに4日洗っていないと臭うので久し振りの風呂に入れたところ、いきなり腹部にばばばばばっと発疹が出た。うわっと驚き、背中を見ると、こちらも全面発疹である。
こりゃ、突発性発疹だ。
この病気は、発疹が出る≒熱はもう出ない、である。無論、発疹が出る他の病気である可能性も捨て切れないが、回復傾向を見る限り突発性発疹であると考えて問題ないだろう。注意は必要だろうが、まずは一安心。しかし、保育園に行けるのはいつになるだろうか……。