連絡ノート

nekonomimi2007-06-05

4月に新しい保育園に入って以降、かん子さんはめざましく成長している。保育園と毎日やり取りする「連絡ノート」にも、その様子が見て取れる。
4月。((カッコ)内は日付。)
「園庭ではじっとすわり、あたりを見ています」(5)。「部屋の外に出ると、広すぎてしまうのか止まって周りの様子を見ていることが多いです」(6)。「段々慣れてきて、保育士が渡したお皿の砂をひっくり返してきゃっきゃっと笑っていました」(8)。「行きたいところへトコトコ行き、後ろにいる私達を振り返ってニコッと笑っています」(10)。「指差しながらその方向に歩いていきます。遠くのボールがある所まで歩き、手に入れると『ハー』と言い、嬉しそうに胸に抱えています」(11)。「年上の子達がすべり台をしているのを見て、手を添えて階段をなんとか二段だけ上がりました。」(12)。「手を繋ぎ、庭中をトコトコ探索するのが大好きで、アリを見つけると『ね、ね、いたでしょ』と教えてくれます。」(27)
「指差して『あれなーに?』という風に声を出して聞きます。」「手遊びをすると歌う保育士の顔をじっと見ながら、両手を左右に振って真似も上手です。『上手ねー』と拍手をすると、自分でもにこにこしながら拍手していました。」(24)「『大きな栗の木の下で』を歌うと、知っている曲なのでにこっと笑います。手を挙げて体をゆすり、踊っていました。」「自分でスプーンを持って、また手掴みでも上手に食べています。イチゴを見ると、『先にちょうだい』と手を出します。」(25)
5月。
「豚のぬいぐるみや好きな絵本を持って、大事にしています。」(7)「行動をするたびに、何か言いながらやっています。」「昼寝時も、布団の中で鼻歌を歌っていました。」(8)「食事中、お茶の方を見て『かんこのおちゃちょうだい』と言ったように聞こえました。お茶を渡すと、にっこりしました。」(10)「名前を呼ぶと、バンザイして答えてくれました。」(11)「保育士が『待て、待て』と追いかけると、嬉しそうに走って逃げていました。」(16)「すべり台の階段を上りきった所に立ち、高い所から見る園の様子を楽しんでいました。」(22)「『自分でやるの!』と保育士の手を払ったり、イヤイヤと声を出したりしています。」(23)「すべり台をあんまり何回もすべったので、違う遊びに誘ったところ、ふくれて座り込んでそのままぐるぐると回っていました。」(28)「物怖じせず、大勢でやるリズム体操でも、真ん中に出てトコトコ踊っています。」「園で一番小さな子なので、上の子たちが触ったり抱っこしたりしたがります。でも、嫌な時は『ヤダヤダ』と大きな声を出して保育士を呼ぶので、すぐそばに行くと安心しています。」(30)「クマさんを寝かせ、布団をかけてトントンとしています。」「男児トイレの前で、男の子と同じポーズをしていました。」(31)
運動能力が向上し、言語の発達も著しい。情緒面でも感情が豊かになり、若干の繊細さも見え始めている。「悲しい」「寂しい」という感傷的な心情を持つようになったようだ。幸福な感情だけで暮らしていければいいのだが、そうはいかないのが残念なところ。


言語の発達と書いたが、今までに明瞭に聞こえたのは、「おばあちゃん」「でんしゃ」の二つだけ。両方とも「実物」を見ながら発声したので、音声と意味が合致しているものと思われる。あとは、指示代名詞(これ・あれ)、否定肯定(首振り動作を伴う、ううん・うん)がある程度。うららのことは、時々「らーちゃん」と呼んでいるようだが、これも一定ではない。
次は「おじいちゃん」か「おかあさん」か?と、祖父と母は虎視眈々と呼ばれるのを待っているのであった。