かん子2007

nekonomimi2008-01-23

12月半ばあたりから、かん子さんの語彙が増え、会話能力が飛躍的に向上した。「冷えるね」と話しかけたら「さむいね」と返してきたりして、二人家族としては話し相手ができて嬉しい限りである。まあ、内容が分かるのは5割もないんだけど。
そんなかん子さんの一年を今更振り返る。

保育園

  • 2006年12月〜2007年3月末、民間保育園に通う。この間に、つかまり立ち→よちよち歩き、離乳食→柔らかめの普通食になる。初めての集団生活にすんなり馴染む様子に、安心したり、少し寂しかったり。
  • 4月から公立保育園に移る。折りしも勤務先の始業時間が30分遅くなったので、それまで両親に頼んでいた朝の送りを、私が自分でできるようになった。(それでも二人は毎朝来てくれるのだが。)
  • 広くなった室内や、遊具のある園庭でたくさん遊んですくすく育つ。園で一番年下で、保育士・年上の園児にかわいがってもらっているようだ。週末など、外出先で会った年上のこどもに、「かん子ちゃんだー」と発見されることもしばしば。ありがたいことです。
  • 同じ組のこどもたちとも仲良くやっているようだ。会話ができるようになった12月に、「保育園で一番仲良しなのは誰?」と聞いてみたところ、躊躇せず「しょうちゃん」と答えた。そうか、しょうたろう君か。園への連絡ノートにそのことを書いたら、「しょうたろう君もかん子ちゃんのことが大好きで、時々抱きついたりしています」と返信があった。ちょっと待て。私はそういう意味で聞いたんじゃないぞ。
  • 12月には「お楽しみ会」があった。学芸会とクリスマス会の混ざったようなものなのだが、公立保育園なので、宗教色を出すのは問題らしい。名称は「お楽しみ会」。サンタさんが来て、プレゼントをくれても、断じてクリスマス会ではない。そこで、かん子さんは「おおかみなんてこわくない」(石野真子とは無関係)という歌遊びに、犬の役で参加。「犬さ〜ん」と呼ばれて出てって、四つんばいで「わんわん」と言った後は、いきなり床の上で寝ていた。くつろぎ過ぎである。その後は、「森の小道、散歩に行こう、おおかみなんかーこわくーないよ!おおかみなんかーこわくーないよ!」という歌に合わせて練り歩くだけのステージだったが、楽しそうで何よりだった。


体格・運動

  • 去年末に、70cm強・9kg弱だったかん子さんだが、順調にめきめき成長。12月末の時点で、86.5cm・12.6kgとなった。身長は一ヶ月に1cm以上伸びているが、体重の伸びはさほどでもない。それでも、ほっぺはふっくら、おなかはぽんぽこりんである。スリム体型になる日はくるのだろうか?いや、こどもだからいいんだけど。

  • ちなみに、この年齢でこの体格はかなり大きめらしい。靴のサイズは15cmで、これもかなり大きめのようだ。行く末が楽しみなような、怖いような。
  • 1歳の誕生日辺りから歩行を始め、今ではたったか走ることもできる。保育園では、かなり距離のある公園まで歩いて行っているらしい。今年は二人旅などにも挑戦してみたいものだ。


情緒・コミュニケーション

  • 怖いもの知らずだったのが、多少知恵が付いてきたせいか、色々と怖いもの、キライなもの、が現れてきた。顔の黒い羊(克服)、土(まだ怖い)、ジャック・オー・ランタン(ハロウィンのカボチャ)、陶器のニワトリ(こんなの)……。見つけると、「こあいよ(怖いよ)」と指差し、睨みつけつつ逃げていく。
  • 保育園で「おおかみなんかこわくない」を始めた頃、「おおかみ、こあいよ」と言っていた。そのせいか、怖い顔の動物の絵を見ると「おおかみ、こあいよ」と言う。恐怖を克服して、好感を抱くようになると、「あいおーん(ライオン)」などとちゃんと認識するようになる。時々うららに怒って、「うららちゃん、おおかみ」などと言っていることがある。おもしろいなあ。
  • 語彙はまだまだ少ない。会話のパターンも限られている。日常的に頻度が高いのは、「ままー何ちるの(してるの、の意)」で始まる応答(「洗い物よ」「あやいもの?」「あらいものね」)と、もう一つが自慢話である。と言っても、本人にとっては自慢なのだが、聞く方には単なる報告である。「バスのんのちたの(乗ったの)」で始まるバス自慢と、「ここ痛いの」「痛かったの」で始まる傷自慢が多い。唐突に始まるので、「じいじとバスのんのちたの」と言われた方は、「今日はバスで登園ですか?」と思うことになる。いえいえ、過去の出来事なんです。「痛いの」と言われるとぎょっとするが、実際にはうっすら残る過去の傷跡をアピールしているだけである。ムショ仲間じゃないんだから、やめなさいよ。
  • 上記の通り、自慢するほどバスを愛している。それも、そこらへんをフツーに走っている路線バスがお気に入りである。しかし、駅近在住だし、保育園も近所だし、バスに乗ることは滅多にない。バスロータリーを切なげに見つめ「バスのんのちたい(バスに乗りたい)」と涙することもあった。「バッス!のんの!ちるの!(バスに乗るのだ)」と泣いて暴れたこともあった。憧れの乗り物、1歳児のロールスロイス、それがかん子さんにとってのバスである。親としては、安上がりで助かる。
  • うららさんとも友情を深めている。時々何を思ってか、「うららちゃん、だめ!」とか「べーべーべー」(あっかんべーの発展系らしい)などと言うこともあるが、常は仲良しである。上から覆いかぶさって「だっこしちゃった」と報告して来たり、「今来るから待っててねー」と叫びながら追いかけっこしたりしている。うららさんは、積極的に付き合いはしないが、相変わらず脅威の忍耐力でかん子さんに合わせている。ありがたい子守猫である。
  • 目下の趣味はジグソーパズルである。年末に30ピース(ボード付き)と、22・26・29ピースのセット(ボードなし)をプレゼントした。ボードなしの方は未だに一人では完成できないのだが、ボード付き30ピースは年内に一人でできるようになった。ガイドラインとピースの形を合わせることができるようだ。そこに描かれている動物の名前も良く覚えて、「ふくろう」「わに」など見たことのないものも呼びながら遊んでいる。

30ピース ミッフィー いろんなどうぶつ 27-106
30ピース ミッフィー いろんなどうぶつ 27-106
ジグソーパズル Cステップ
ジグソーパズル Cステップ

  • 引越でストレスが生じるだろうか?と若干不安だったのだが、気にする様子もなく、よく寝てよく食べて元気にしているので安心していた。しかし、3日目の朝に、突然泣きそうな顔で「おうちかえる」と言い出してびっくりした。「ここがおうちですよ」と言い聞かせると、以降不安な様子は見せなくなったが、こどもは見た目だけでは分からぬものだと感じ入った出来事であった。



かん子さんは、来月で2歳になる。小さくて寝てばかりだった赤ん坊が、今では生意気にも自己主張するお嬢さんである。今年を振り返る頃には、もっとお姉さんになっているのだと思うと、早くもしみじみしてしまう。
今年も様々なことを経験して、すくすく成長してほしいものだ。母もまた、親として一層の成長をするつもりである。お互いがんばりましょう。